AIはなんでも出来ると思ったら、そうではない事もあったりします。
〔感情の理解と共感能力〕
AIには感情がありません。だから、人の気持ちや表情、声のトーンから心の状態を深く読み取ったり、感情に寄り添った対応をしたりすることは得意ではありません。
確かに、文章や音声データから「感情を推定する」機能を持つAIもありますが、それはあくまで統計的な解析。本当の意味での「共感」とは違います。そのため、カスタマーサポートやカウンセリングのように、相手の気持ちを理解して寄り添うことが求められる分野では、やはり人間の力が欠かせません。
〔イレギュラーな状況への対応〕
AIは、想定外の状況やルールから外れた出来事に柔軟に対応するのが苦手です。
大量のデータやアルゴリズムに沿って動くため、その枠組みから外れた事態が起きると、対応できなくなることがあります。
例えば、自動運転車が予期しない交通状況に遭遇したり、特定の条件下でAIの判断がうまくいかなかったりする事例が実際に報告されています。こうした場面では、AIではなく人間の判断力や柔軟性が必要になるケースがまだまだ多いのです。
AIの「できないこと」をきちんと把握して、人間との役割分担を考えていくことが大切でしょう。